吉原南美 選手 現役引退のお知らせ
いつもニッパツ横浜FCシーガルズを応援いただきありがとうございます。
この度、吉原南美 選手が2023シーズンをもちまして現役を引退することになりましたのでお知らせいたします。
吉原 南美(Minami YOSHIHARA / 28歳)
■ポジション:GK
■生年月日:1995年8月3日
■経歴:神村学園高等学校→聖泉大学→愛媛FCレディース
■吉原南美選手コメント:
今シーズンをもちまして引退することを決断しました。
この決断をするまでに自分の中でとっても時間がかかりました。
でもこの大好きなチームで大好きなメンバーとするサッカーを最後にしたい。という思いもあり、引退という決断に至りました。
22年間サッカーをしてきて、正直試合に出てる時間の方が短いと思います。
辛いことの方が多かったサッカー人生ですが、多分私サッカー結構好きです。
ここまで選手としていれたのは沢山の方々との出会い、サポート、応援してくれる方、そして母のおかげだと思います。
試合にも出ない私に「早くやめなさい」と母は毎回言ってきていました(笑)
でも試合を見るために携帯のギガ数を上げたり、母の手ひとつで育ててくれて、中学から高校は全寮制の学校に入れてくれ、なんだかんだ1番応援してくれてたんだなと思います。
めちゃくちゃ技術がある訳でもなく、特徴がある訳でもないプレーヤーで「全力」を売りにしてた私でした。けど、今年の夏に「バセドウ病」と診断されました。
約5ヶ月間サッカーも出来ず、謎の吐き気に襲われたり、正直本当にしんどかったです。
その5ヶ月で色々考える事が増え、私は選手として必要とされてるのだろうか…これじゃ100%でプレーできないだろうな。と引退を考える事が増えました。
なんとか復帰はしましたが、中々元の身体には戻らず薬飲みながらの生活にしんどさの方が勝ってしまいました。
でも最後はこのメンバーと皇后杯に出たい、約束事果たしたい、という思いで無理矢理復帰しました。
色々なタイミングが重なって、皇后杯2回戦のピッチに5分間たつことが出来ました。
選手のみんな、私を使ってくれた監督、コーチに本当に感謝しています。
サッカー人生で一生忘れられない5分間になりました。
その時に喜んでくれた仲間、友達、サポーターの方々の顔を見て、「サッカーやっててよかった。これで気持ちよく辞めれる」と自分の中で後悔がないことに気付きました。
その中でもいくつかオファーを頂けるチームもあり迷いましたが、最後に必要とされる選手になれて良かった。と思いポジティブに引退を考えることも出来ました。
引退を考える度にこんな私を応援してくれたファンの方々の言葉や顔が浮かんできて、もう一歩踏ん張ろかな、と何度も悩みました。
それほど私にとって応援してくれる方々の存在は大きかったです。
もう一度ピッチに立つ姿を見せれずに申し訳ありません。
長くなってしまいましたが、もっともっと書きたいこともありますが(笑)、キリがないのでこの辺にしておきます。
サッカーに出会えて、サッカーのおかげで沢山の出会いができて、サッカーに本当に感謝しています。
これからはシーガルズのサポーターとして全力応援したいと思います。
本当にこんな私をここまで応援してくださって、ありがとうございました!!なにとぞ。