シーガルズミニインタビュー2024 Vol.4 ー小須田璃菜
いつもニッパツ横浜FCシーガルズを応援いただき誠にありがとうございます。
2024シーズンは、ニッパツ横浜FCシーガルズ選手・スタッフの素顔をより知ってもらうために、ミニインタビューを連載いたします!
第4回は小須田璃菜選手。
シーガルズで3回目の出場記録を達成。
苦しいときも周りに支えられながら自分と戦い、大好きなサッカーを楽しむことに全力を注いできました。
ぜひご覧ください。
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Q:なでしこリーグ通算200試合出場達成おめでとうございます。これまでを振り返ってみていかがですか。
2020シーズンにシーガルズで100試合を達成して、そこからもう200試合ということであっという間でした。
この期間でいろいろ経験してきましたが、実は150試合を達成した2022シーズンは苦しい時期でした。
キャプテンとしての重圧に苦しんだり、私生活の変化によりサッカーとの両立が難しかった年でした。
コンディションもあまりよくなくて、正直150試合達成を心から喜べなかったです。
そのときはサッカーをやめるかやめないかというところまで迷っていましたが、なんとか持ちこたえてここまで続けてきて本当に良かったと思います。
しんどかったけど、それよりサッカーをしたい気持ちの方が何倍も強かったです。
そして家族、チームメイト、友人など周りの存在は大きくて、特にチームの中でも同い年の存在に支えられました。
現在私はチーム在籍7年目ですが、ずっとシーガルズで過ごしている中居未来がいなかったらやめていたと、今振り返ると思います。
今回の200試合達成は今シーズン最後の三ツ沢での試合で、たくさんの人が観に来てくださって、勝利もできたので嬉しかったです。
Q:シーガルズ在籍7年間で自分のプレーが変化したと思うことはありますか?
これまではアンカーポジションがほとんどだったので、バランスを取るためにあまりゴール前にはいかないタイプでした。
石田監督(2023シーズン就任)になってからポジションが1個上がったのもあり、攻撃に参加するシーンが多くなりました。
追い越していく動きが求められるポジションになったので、ランニングやスプリントも増えましたね。
それまではどちらかというと守備の方が好きで、得点するよりもボールを奪う方がワクワクしていました。
その気持ちも持ちつつ、点を取ったりアシストをしたりと記録に残ることを達成できたときは、チームに貢献できて嬉しいですし、気持ち的にもポジティブになれます。
攻撃の方が自由に動けるので、楽しさはさらに増えました。
その中でも記録的な部分など足りない部分はまだまだあるので、残りの試合でも追及していきたいです。
シーガルズは毎シーズンの失点がそこまで多くないと思うので、守備陣が頑張ってくれている分、攻撃側の選手として点を取らないといけないと思います。
ちなみに日テレ・メニーナのときはサイドバックをやっていました。
常盤木学園から中盤にコンバートされて、そこからアルビレックス新潟レディース、シーガルズとずっと中盤でプレーしています。
またプレー面の変化ではないのですが、ニッパツ三ツ沢球技場での試合回数が増えてきていることが嬉しいです。
1年目の時は1シーズンに1,2回くらいしか開催できなかったので、三ツ沢は特別な試合という印象があります。
サッカー専用スタジアムなので芝生が綺麗だったりすることはもちろんですが、ファン・サポーターの皆さんの距離も近いので声が届きますし、ホームの一体感がピッチにも伝わってくるからです。
いつの間にかほとんどの試合を三ツ沢でできるようになりましたが、今でも三ツ沢での試合は特別な気持ちになります。
仕事に関してはシーガルズ加入時から変わらず、武松商事さんにお世話になっています。
サッカーのことを第一優先にしてくれて、試合の日は頑張ってねと送り出してくれたり、試合結果を気にしてくれたり、本当にありがたい環境です。
Q:シーガルズ加入の2018シーズンから付けていた背番号16が2022シーズンに10へと変更になりました。何かきっかけがありましたか?
シーガルズ在籍年数も長くなってきて、自分で何かを変えたい、変化するきっかけが欲しいというタイミングでクラブからも提案がありました。
もともと16番は常盤木学園時代に着けていたので好きな番号で、シーガルズ加入時にも空いていたので16番にしました。
Q:これまでで印象に残った試合はありますか?
もうシーガルズ歴は長くなりますが、忘れられない試合はずっと変わりません。
2018シーズンのなでしこリーグ1部2部入れ替え戦に進めることが決定したスフィーダ世田谷FC戦、入れ替え戦の日体大FIELDS横浜戦です。
入れ替え戦に進めることが決定したときはすごく嬉しかったし、入れ替え戦で追い付かれて上に行けないことが決定したときはみんなで大泣きするほど、とにかく悔しかったです。
加入1年目だったので、衝撃的ですごく感情が動きました。
Q:今後のキャリアなどはどのように考えていますか?
現段階ではサッカーよりもやりたいことは正直見つかっていません。
ただ、出産を経験したいと思っているので、セカンドキャリアについても考えていくべき年齢だと思います。
選手として成長するという部分では、年齢関係なく成長していけると自身の経験をもって言えますが、そういった部分では年齢も関係してくると思うので難しいです。
現段階では出産を経てプレーを続けるのは珍しいことなので、それが実現できるチームのサポートや環境が当たり前になってほしいなと感じています。
Q:2024シーズンも残り2試合となりました。意気込みをお願いします。
自分たちがやるべきは、他の結果は気にすることなく目の前の相手に勝つことだけです。
その先に優勝があればいいなと思います。
自分ができる最大限のプレーをし、背負いすぎることなく、全員で楽しみたいです。
残りの試合も共に闘ってください。
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◆小須田 璃菜(Rina KOSUDA)
背番号:10
ポジション:MF
生年月日:1996/02/11
前所属チーム:アルビレックス新潟レディース
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